
5月3日、弘法大師御影供法要ならびに文化財・寺宝公開を行いました。
当日は絶好のお参り日和。
各地より多くの方にお運びいただきました。
最初に宗祖弘法大師空海さまの正御影供法要を厳修いたしました。
毎年の行事ですが、これまでと違うことは、娘の紗法が助法を勤めたこと。
例年通りに御詠歌も奉詠し、少々長くなりましたが…
小さいお子さまから超高齢の方まで、聴き入ってくださっている様子でした。
皆さまと共に祈りを捧げる温かい法要となり、大変ありがたかったです。

石田泰弘先生による「西照寺の歴史と文化財」解説コーナーは、楽しみにされていた方も、はじめての方も興味津々。
推古天皇5年に甚目寺(あま市)を建立した甚目龍麻呂(はだめたつまろ)家の歴史を受け継ぐ西照寺について、仏像の特徴なども含めてわかりやすく説明してくださいました。

いつの時代も人々は、観音さまやお薬師さま、阿弥陀さま、お地蔵さま、そしてお大師さまを拝み、祈ってきたことをあらためて感じます。
皆さまも仏さまに対面し、思い思いに手を合わせられました。
このたびは御本尊のふるさとである甚目寺地域の団体さまもお越しくださいました。
約1300年間、甚目寺を守ってきた甚目さんのお寺が、ここ愛西市に移転し存続していることはほとんど知られていないので、とても驚かれました。
これを機に、昔のように行き交いが復活すると素敵なだあと思います。
仏縁の輪が広がり、つながり、和やかな1日。
心より感謝申し上げます。